世の中学生・高校生の多くが夢なんて持っていません。
高3の夏になっても進路が決められない子も過去にはいました。
今の子は未来に希望がないと考えて夢を持てないかもしれませんが、そんなの一昔前だって同じでした。
そもそも将来のことを考えて行動している子なんていないんです。
中には夢をもってそれに突き進んでいる子もいますが、なぜそういう子は夢を持つに至ったのでしょう。
それは簡単なことです。
保護者が子どもと将来のことについて会話をしているからです。
子どもが幼いときから、子どもに「将来は何になりたいの?」と質問し続けていると、その子は将来何になりたいかを考え始めるのです。
一方で、将来についての話をしないとどうなるか。
子どもは自分の将来について考え始めることはありません。
たまに、まわりの友人の影響を受けて、将来について考え始める子もいますけど、それは完全に運任せになってしまいますしね。
ちなみに、そういう友人と出会えるかどうかも子育てが影響しているんですけどね。
類は友を呼ぶというように、自分に近しい人と友人関係を築いていくのですから。
では、もう子どもが中学生・高校生になっていた場合はどうすればいいのか。
それも簡単なことです。
将来について今すぐ話し合えばいいのです。
それも家族ぐるみで。
子どもの将来について、食事しながらでも構わないので、気軽に家族で話し合うのです。
あくまでも気軽にですよ。
ガチトークになってしまうと、子どもは途端に聞く耳を持たなくなります。
半分笑って、半分真面目に、将来についてを語るのです。
別にそこで何も決まらなくても構いません。
小さな種火をつけることが大事なのです。
もちろん、種火ですからすぐに消えてしまうこともあるでしょう。
それなら、何度でも種火をつけるのです。
キャンプやバーベキューで火をつけるのだって大変でしょう?
私はバーベキューでの火起こしが大変だった記憶がありますよ。
初めてやったとき、何度も試して30分くらいかけて火をつけましたから。
このように種火をつけながら、徐々に火が燃えあがるのを待つのです。
しかし、いざ火が燃え上がっても学力が伴っていないと、その夢は諦めることとなります。
ということは、夢が決まっていなくとも、勉強はやらせた方がいいのです。
将来の夢が大学に進学しないと達成できないかもしれません。
それも、それなりの偏差値のある大学に進学しなくてはいけないかもしれないのです。
もし学力が低い状態なら、その道の険しさに及び腰になってしまうでしょう。
もし学力が高ければ、その道に邁進することができるでしょう。
夢は後で決めたらいい、今は目の前の勉強を頑張らせる・・・
これが正解だと思いますよ。
夢が決まらずうじうじしている子がいたら、いざというときのために学力を上げておこうと説得してみて下さいね。
それでは、今日はこの辺で。