大学受験や高校受験のときに、勉強を頑張った経験がある人は、勉強では何が大事なのかがよくわかっています。
朝から晩まで合格のために勉強し、成績が上がらない点数が伸びないと嘆き、最後の最後まであきらめずに勉強する・・・
そういう経験をしないと見えない景色があるんですよね。
だからこそ、親がそういう経験をしていると、子どもに大事なことを伝えることができます。
勉強で必要な力というのは、自分でやりきる力ということに。
テストなんてものは、結局自分の力で解かないといけません。
どれだけ先生が優秀で、塾や予備校の授業が優秀だとしても、それを使い切るだけの力が生徒に備わっていないと、成績なんて伸びやしないんです。
世の多くの中学生や高校生がせっかく塾や予備校に通っていても成績が伸びないのはそれが原因なんです。
結局、塾や予備校の力で成績なんて伸びないんですよ。
大事なことは本人がいかに勉強するかなんです。
うちの生徒の多くは、英語と数学の授業を受けています。
ほとんどの生徒が理科、社会と国語の授業を受けていません。
それでも、その授業を受けていない3教科で、90点以上をとってきますよ。
もし、塾の授業がどうしても大事であるなら、その3教科だって授業を受けなきゃ点数はとれないはずなんです。
しかし、うちの生徒は点数をとってきます。
それは、自らが頑張っているからなんです。
自分で頑張って勉強する
そんな簡単なことがもっとも大事なことなんです。
私は長年生徒を指導してきて、そんな結論に至っています。
結局、私がどれだけ熱心に指導しても、生徒が勉強しなきゃ成績は上がらないのだと。
逆に言えば、学校の授業だけで十分に成績がとれるということになります。
なぜなら自分で頑張ればいいんですもの。
とはいえ、塾に行かないと勉強しない・・・なんて子もいるので、塾にも存在価値はあるのでしょうけどね。
できれば、塾にいる間に勉強習慣を身につけて、早々に塾を卒業して、自分で成績をとってほしいですね。
うちの塾生の親はとても優秀な方が多いと思います。
それは、うちのやり方に共感してくれるからです。
そうでなければ、週に3回も4回も塾に連れてきてはくれないですよね。
自分の子が成績を上げるために何をすべきなのか!!
意外とそれを考えて行動できている人は少ないと思いますよ。
大事なことは、子どもを後ろから支えて押し出してあげること。
その押し上げがうまくいけば、あとはその余力で子どもは上がっていってくれると思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。