子どもがしっかりとしている場合、その親のほとんどがしっかりとしています。
以前にもこの話題を書きましたが、子は親の鏡であり、親は子の鑑なんですよ。
例えば、挨拶ができない親がいたとします。
すると、その親に育てられた子は挨拶ができなくなるのです。
なぜなら、その子は親から挨拶の大事さを教えてもらっていないから。
そんなの学校が教えてあげているんでしょ?と考えている方はもうダメです。
それこそ躾なのですから、学校が教えるのではなく、親が教えるべきなんですよ。
親が率先して挨拶をする、その横で子どもが挨拶しなかったら、頭を押さえつけてでも挨拶をさせるんです。
家に帰ったら、挨拶はなぜしなくてはいけないのかを子どもに諭します。
これを幼少期から指導されている子どもは挨拶を率先してするようになります。
それこそ気持ちいいくらいに挨拶ができるんです。
なぜなら、その子は挨拶の重要性を知っているからです。
お礼を言うときもそうです。
お世話になったら、お礼を言うのは当たり前です。
ごめんなさいも同じです。
悪いことをしたら「ごめんなさい」を言うのは当たり前のことなんです。
数多くの生徒を見ていると、単に勉強ができるできないだけではなく、その子の仕草にも目がいってしまいます。
そういう細かい仕草を見るだけでも、親子の関わりが見えてくるんですよ。
例えば、親がすぐに諦めてしまう人だったとしたら、子どももすぐに諦める人になってしまいます。
親に根性がないのですから、その子どもに根性を求めても仕方ありません。
親は諦めが悪い人であるべきです。
親がその背中で、継続して何かを成し遂げることの素晴らしさを見せるべきなんです。
それはどんな目標でも構いません。
ダイエットでもいいですし、運動だっていい、毎日コツコツ努力できることを実践していけばいいんです。
もちろん、それは子どもにわかるようにしてください。
子どもに自分の努力している姿が見えるように工夫しましょう。
行動だけでなく、口で説明してあげることも大事だと思います。
子どもに勉強をやらせたいなら、親も勤勉であるべきですよ。
親がダラダラと家で過ごしているのに、子が率先的に努力するはずがないではないですか。
子を変えたいなら、まずは自分が変わるべきです。
親子が二人三脚で前に進むことができたら、子どもも親を信頼してくれると思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。