成績下位の子の言い訳の一つに「学校の先生の教え方が悪いから」というのがあります。
では逆に、「学校の先生の教え方がうまければテストで高得点がとれる」ってことになります。
もちろんそれなりに違いは出てくるでしょう。
教え方がうまい先生は、生徒の成績を上げやすいとは思います。
むしろ塾の先生に教われば、それなりに成績は上がるでしょうね。
ただ、成績上位の子で、塾に通っていない子はどうなんでしょうか?
同じように教え方の悪い先生に教わっているのに、テストで高得点をとってきます。
それって何でなんでしょうね?
成績が上位の子たちが、もしテストの点が悪かったときはこのように言い訳をします。
「今回は勉強不足でした・・・。次はもっと勉強時間を確保します」と。
間違っても「学校の先生が悪いから」とは言いません。
そもそもこの子たちは人のせいにしている時点で、成績は伸びないということを知っているのです。
成績が悪いのは完全に自分のせいなのに、それを他人のせいにしてどうするのでしょうか?
そんないい訳を繰り返しても何も発展していかないのに。
成績が上がる上がらないは、授業を聞くか聞かないかにかかっています。
どれだけ教え方が悪かろうが、教科書の内容を教えていることに変わりはありません。
その内容の伝え方が下手なだけで、大事なことは説明しているはずなのです。
であれば、どんな先生に教わろうが、授業は聞かなくてはいけません。
一秒も無駄にしないように、真剣に勉強に取り組むことが何より必要なのです。
結局、先生のせいにしている子というのは、勉強が嫌いなだけです。
勉強が嫌いなんて親に言ったら怒られるから、学校の先生のせいにしておこう・・・それが子どもの心理だと思います。
もし、それを咎めたところで、次はこう言ってきます。
「○○ちゃんだって、○○先生の教え方下手だって言ってたよ!!」と。
この○○ちゃんはクラスの中でも頭がいいことで有名な子です。
そんな子が学校の先生の悪口を言っているなら本当にそうなのかも・・・と思ってしまいますよね。
自分の子よりも周りの子が言っていると信じたくなる気持ちもわかります。
たとえ、本当にその子が言っているかはわからなくとも・・・
ですが、子どもが何を思ってそう言っているかの裏を見てくださいね。
単純に勉強がしたくないだけなんで。
そういう子が成績を上げることはまずないでしょうね。
そういう子は自分の努力不足をまわりの人のせいにし続けますよ。
もし、その子が社会人になって、「あのクソ上司イラつくから会社辞めてきた!」と言ってきたらどうしますか?笑
そのときも「仕方ないわねぇ、きっとあなたに合う会社があるわよ」と言って慰めるんでしょうか?
自分の弱さを認めて、自分の行いを反省し、自分で自分を変えていく・・・
それができて初めて人は成長するのではないでしょうか?
ぜひ、周りにいる優秀な子の言動や行動に注目してくださいね。
そういう子は必ず優秀になるための行動を行っているので。
見習うべきはそういう子や、その親だと思いますよ。
ちなみに、本当に学校の先生がダメな場合もあるので、それは子どもの話を良く聞いて判断してくださいね。
授業中のほとんどが無駄話で終わったり、自分の昔話を語ったりする先生や、本当に能力的に怪しい先生なんてものもいますので・・・。
それでは、今日はこの辺で。