当塾は夏期講習の毎日の自習から始まり、毎日の課題、毎週の確認テスト、そして冬期講習での毎日の自習など、中3生にはかなりの量の勉強を課します。
これは私が受験に必要だと思っている勉強の量なのです。
全員に同じだけの勉強をやってもらいます。
しかし、それだけの勉強をやらせたとしても、成績が上がるタイミングは生徒ごとに違うものになってしまいます。
理想は2学期中に少しずつ実力テストで点数が上がり始め、冬期講習を経たところで爆発的に成績を上げることです。
その理想的な上昇曲線を描くことができれば、計画通りの成長といえるでしょう。
今年の中3生の多くはこの成長曲線を描いています。
冬空けの実力テストで大きく点数を上げた子が多いですね。
ただ、これが全員でないのが残念なんです。
点数が上がらない子と上がる子の違いを見てみると、入塾のタイミングが違うことがわかります。
点数が爆発的に上がった子の入塾時期は中2の最初でした。
一方で点数の伸びが鈍い子の入塾時期は中3だったんです。
ここからわかることは、勉強量の違いなんです。
当塾は中1・2生にもかなりの量の勉強をやらせます。
定期テストごとに集中した勉強をやらせているので、点数の取るための行動における経験値が他の子とは違うのです。
中1・2生の間に、点数をとるために努力をした経験があるのとないのとでは、中3の大事な時期に点数が上がるかに影響を及ぼすのです。
ちなみに、うちの中3生のエースは小学生のころから塾に通っています。
勉強の総量が圧倒的に多いので、成績は上位をキープできています。
もちろん一概に勉強量さえ多ければいいというわけではありませんので、これは一例にしかすぎません。
まだ成績が上がっていない子が劇的に上がることも考えられますし、まだ結論が出せない仮定段階にすぎません。
ただ、あきらかに成績を上げるトリガーになるのは、純粋な勉強量なのです。
入塾するタイミングは色々だと思います。
成績が下がってきたときかもしれませんし、子どもがやる気になったときかもしれません。
しかし、早めに入塾することは成績の上昇のタイミングを早めることにはなるのです。
もちろん、当塾を選んでいただく必要はございませんし、すでに他塾に入塾しているのであれば問題はないでしょう。
大事なことは真剣に勉強できる場というのを早めに用意してあげることなのです。
くれぐれも受験が近づいてきたから慌てて塾に入れるということはお止めください。
成績が上がるタイミングは早ければ早い方がいいはずです。
遅きに失したということがないように、早めの行動をお願いします。
それでは、今日はこの辺で。