昨日とある中1生に数学を教えていました。
この子はちょっとムラがある子で、調子のいいときは計算を間違えないのですが、集中が切れると途端に間違え始めてしまう子なんです。
たかが計算だからといってこのまま放置してしまうと、2学期の数学がわからなくなる可能性があるんです。
数学の基礎は計算力です。
計算ができない生徒は、学校の授業についていくことができなくなります。
ということで、昨日はとことん計算をやってもらいました。
「満点とるまで帰さないよ」という一言を添えて授業を行いました。
その子は「えっ!やだ!!」と言って真剣な顔で計算を始めたんです。
すると、今までの正答率が嘘かのようにバンバン正解を出してくるんですよね。
これって生徒の能力が低いからではなく、生徒のやる気があるかどうかなんです。
追い詰められて発揮したこととはいえ、もともと正解を導く力は備わっているんです。
ただ、この生徒の弱点は「すぐに忘れてしまう」というものです。
嫌なこともすぐに忘れてしまう能力の持ち主なので、きっと今日の出来事も忘れてしまいますし、次の授業で計算の仕方を覚えているかも微妙ですけどね。
とはいえ、私の仕事はとことん追っかけることなんですけどね(笑)
「夏の間はどんどん予習をしていく」予定でしたが、「この夏の間に計算の基礎を完璧にする」に予定変更していきます。
これが個別指導のメリットですからね。
授業の進度を止めてでも、後の憂いをなくしていこうと思います。
それでは、今日はこの辺で。