「自分の子は勉強ができない。
だから、塾に入れる。
だって、家では教えられないもの。
塾に入れても成績が上がらない。
じゃあ、他の塾に変える、もしくは塾を掛け持ちする。
それでも、成績は上がらない。どうしたらいいのだろう。」
ほとんどの家庭がこのような思考経路で、我が子を塾に入れるのではないでしょうか。
大半の人がこのような考えなので言うのが憚られるのですが、この思考経路は間違っています。
大事なことが抜けているんです。
何だと思いますか?
この考えが抜けている人は、子どもをどれだけいい塾に入れたとしても成績は伸びません。
だって、根本が間違っているのですから。
親が子どものためにできることは、塾に入れることでも、子どもに勉強を教えることでもないんです。
親が真っ先に、子どものためにしなくてはいけないことは何なのでしょう。
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では、答えを言いますね。
それは「子どもに勉強をさせる」ことです。
そもそも家で勉強をさせていますか?
家で毎日決まった時間に勉強をさせていますか?
強制的に勉強をさせていますか?
ゲームを禁止したり、スマホを預かったりしてでも勉強させていますか。
部屋で勉強しないのなら、リビングで親の監視のもと勉強させていますか。
勉強もしていないのに、何で勉強ができないなんてわかるんでしょう。
毎日、勉強もしないものが勉強ができるはずはないんです。
本来、塾に入れる思考経路というのは、こうあるべきです。
「うちの子には毎日定時に勉強をさせている。
正しい勉強方法は何かわからないけど、ひたすら勉強だけはさせている。
それでも、なかなか成績が上がらない・・・
平均以上の点数はとれているけど、もっと上の点数をとってもらいたい。
本人ももっと勉強ができるようになりたいと思っている。
じゃあ、塾に相談してみようかしら、いい塾があるといいのだけど・・・」
これが理想ですね。
もちろん、毎日勉強させているだけで高得点を取っている子もいますので、そういう方は塾自体いりません。
あがいてもあがいてもどうにもならない人が、本来塾を探すべきなんです。
なぜ、このようなことを言っているかというと、間違った塾選びをしている人が多いからです。
「勉強ができない=塾を探す」では、何も解決しませんよ。
まずは、家で強制的に勉強をさせてください。
英語が苦手だから、もう一つ他の塾に行かせよう。
そんな考えでは、絶対に成績は上がりません。
お金がもったいないのでやめた方がいいです。
子どもがかわいそうと思っているなら、何もしなくていいですよ。
その代わり、成績は上がらないですので覚悟してくださいね。
そして、そういう子は自立するのも難しいと思うので、子どもが成長してもずっと面倒をみてあげてくださいね。
子どものためを思うなら、親自身が本気になって子どもと接してくださいね。
毎日勉強させるなんて当たり前のことだと思ってください。
子どもと毎日戦ってこそ、子どもの将来を正しく導けるようになるんだと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。