うちの塾では週1コマの授業を90分でやっています。
1コマとってもらえれば、45分で1教科として2教科まで指導することができます。
2コマとってもらえれば、4教科まで対応できますね。
基本的には1コマを取っている人が多いので、数学と英語を指導することが多いです。
2コマの子はそれに加えて、理科と社会を指導しています。
国語は敬遠されがちですね。
2コマとっている子は理科と社会まで教えるのですが、できる限り言葉の意味を教えるようにしています。
覚えるのは授業中だけでは無理ですので、授業では言葉の意味を中心に指導し理解してもらいます。
言葉の意味さえわかれば、後は宿題で用語を覚えていくだけです。
このように理科と社会で大事なのは、その用語が示している意味なのです。
意味さえ分かれば自分で勉強もできますが、意味がわからないままでは暗記しても問題を解くことはできないでしょう。
とはいえ、その意味をすべてこちらで指導することはできません。
時間に限りがある以上、指導できない言葉も出てきてしまいます。
その場合は自分で調べることができれば問題はありません。
一方で塾で2コマを取っていない子もいます。
その子たちは理科・社会を自力で勉強していかなくてはいけません。
もちろん、勉強の補佐は行いますが、指導することはしていません。
この場合、学校の先生のレベルがその子の成績はを左右します。
学校の授業でほとんど言葉の説明がなされていないのであれば、その授業を受けているほとんどの子が言葉の理解が進まないでしょう。
そうすると、どんだけ定期テスト前に勉強しても理解しないまま暗記することになり、すぐにその知識は頭から消えてしまいます。
そもそも暗記すらできないかもしれません。
こうなってしまうと、この子の成績は頭打ちです。
頑張ったところで、点数の上昇は見られないでしょう。
であれば、言葉の意味を教えてあげないといけないのです。
一番いいのは、家庭で指導してあげることです。
理科や社会の言葉の意味だけでいいので、教えてあげるといいと思います。
公民であれば、大人でも知っている知識がたくさん出てきます。
所得税とか労働組合、地方自治体など、大人が知っている用語の説明を子どもにしてあげればいいのです。
子どもの語彙力は親とのコミュニケーションによって培われていきます。
知らない言葉は教えてあげる。もし教えられないなら、調べ方を見せてあげる。
このように親子の会話で言葉の意味を教えてあげることもできるのです。
何もすべて塾などに頼ることはないのです。
家でできることはたくさんあるはずです。
特に小学生時期はコミュニケーションを多くしてくださいね。
中学生になってから、コミュニケーションをとることは物理的にも精神的にも難しいですからね。
子どもの言葉力を鍛えて、塾に頼らずとも勉強のできる子に育てていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。