語彙力があるかないかは家庭環境で大半が決まります。
子どもとのコミュニケーションが豊富な家庭は語彙力が高い子ができあがります。
一方で、子どもとのコミュニケーションが希薄な家庭は語彙力自体が身についていません。
語彙力がない生徒は、問題で何を聞かれているかを理解することができません。
問題で聞かれていることがわからなければ、問題に正解することができません。
こういう子は努力をしたところで報われることがありません。
語彙力がないのは漢字などの言葉を覚えるのにも影響を与えます。
そもそも言葉の意味を知らないのだから、漢字を覚えたところでその漢字をどこで使えばいいかがわかりません。
社会や理科の用語は漢字の意味を推測すれば事足りるのに、それができないために正確に覚えることができません。
子どもの学力というのは大半が家庭環境で決まるものなのです。
実は兄弟が多い家庭では、同じ環境で暮らしているからなのか、同じような勉強の悩みを持つようになります。
たとえば、国語が苦手な兄弟だと、基本的に国語が嫌いなことを引き継いでいきます。
一番上の子が国語が苦手だったんですが、次の子もその次の子も同様に国語が苦手なままでした。
国語に関してはコミュニケーションが豊富な家庭ほど、その子どもは得意になる傾向があります。
特に、両親が教育熱心で、いろいろな会話ができている家庭は、子どもの基礎学力は十分に期待できます。
言語系の学力を鍛えたいのであれば、家庭で何とかするしかないのかもしれません。
とにかく会話をする。そして、わからない言葉はその場で教える。もしくは考えさせる。
もし、教えられなかったとしても、親子一緒になって辞書で調べる。
子どもが興味をもったら、それに関する書籍などを買い与えてあげる。
それについて、家庭で会話をする。
いろいろなことに興味を持てるように、いろいろな経験をさせる。
休日、外に連れ出して、子どもが興味をもったものに沿って経験をさせる。
その経験は親子で楽しむ。そして、それについて会話をする。
このように家庭において子どもに影響を与えるのは色々な方法があります。
語彙力は勉強の基礎です。それを鍛えるのは、塾や学校だけでは無理でしょう。
まずは会話を増やすことから始めてみましょう。
そして、少しずつでいいので、子どもが知らないような言葉を教えてあげてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。