この地域の特徴なのでしょう。
勉強に対する意識はかなり低いと言わざるをえません。
中学生はもちろん、高校生もかなり意識が低いですね。
塾でいかに勉強の習慣を身につけたとしても、意識が低い子は勉強するようにはなりません。
うちにいる高校生も毎日勉強しているのは一部の子です。
他の子はテスト前にしか勉強しません。
塾に通っていない子はテスト前でも勉強しないでしょうね。
赤点さえとらなければいいと考え、なんとか赤点を回避することに専念します。
そのくらい勉強への意識が低ければ、大学に行くことは厳しいでしょうね。
とはいえ、大学も全入時代に入っています。
3流の大学であれば、受けるだけで進学することができます。
ただ、その大学を卒業したからといって、希望の職種に就けるかどうかはわかりませんが。
毎日勉強している高校生というのは、中学時代に後悔が残っている子です。
中1・2の時期に勉強せずにいたせいで、中3で相当苦労した経験があります。
高校時代はそんな状態になりたくないので、今では毎日勉強するようになりました。
意外と中学時代に順調に勉強してきた子は、高校に入ったら勉強しなくなる傾向があるかもしれません。
中学時代は勉強すればするだけ成績は伸ばせましたが、高校時代はそんなに簡単には成績は上がりません。
高校は、長い期間継続して勉強しないと成績は上がらないのです。
そうなると、今まで順調に勉強してきた子でも挫折してしまい、勉強への意識が低くなってくるでしょうね。
周りの影響も問題です。
ほとんどの高校生が勉強への意識が低いですから、それに影響を受けないで勉強し続けろといっても無理でしょう。
周りが遊んでいるのに、自分だけ勉強を頑張るのは、自己意識が高い子でないと無理ですね。
周りの影響を受けないためには、家庭でなんとかするしかありません。
大学に合格するために、家庭で勉強のルールを決めるのです。
高校生になってまでそんなことしなくてはいけないのですか?と驚く方もいると思いますが、高校生はまだ大人ではありませんからね?
自分のことをしっかりと考え、将来を見据えて行動する。そんな子だったら放置でも構いません。
ただ、そんな高校生なんていません。
むしろ、大学生になっても親に甘えて、自分のことが決められない子が世間にはあふれています。
であれば、高校生は未熟な子供なんです。親が世話をしなくてはいけないんですよ。
親離れはいつかやってきます。
その時までは、親が子どもをできるかぎり鍛えてやってくださいね。
それを十分にしておかないと、大人になっても親に迷惑をかける子どもになってしまいますよ。
それでは、今日はこの辺で。