うちの生徒の大半が私とは長い付き合いをしています。
私の講師歴の中で一番付き合いが長い子は、小4から高3までの9年間でしたかね。
その子は今や大学生で勉強を頑張っています。
講師歴で考えると、お別れした生徒も何人もいました。
私の方針についてこれなかったり、私との相性が最後まで悪かったり・・・
塾というのは、生徒とその塾の講師との信頼関係で成り立っています。
生徒にとって、塾を信頼できなくなったら終わりです。
成績をいかに上げようと、その生徒が塾を嫌ってしまえば信頼関係は築くことはできませんね。
だからといって、生徒に気に入られようと、生徒に迎合するような塾もダメだと思います。
いい塾を探すのは、宝くじに当たるようなものなのかもしれません。
その出会いに遭遇するまで、何度も塾を変えるのは仕方のないことかもしれませんね。
合わない塾とは早めに縁切りをしたいところですが、なぜその塾と合わないのかが問題ですね。
たとえば、
「塾に通っていても成績が上がらないが、子供は塾が大好き。」
このケースは塾となかなか縁切りができないものです。
ここで考えてほしいのは、成績が上がらないのが本当に塾のせいなのかどうかです。
塾のシステムはすばらしい。周りの子たちは成績が上がっている。
それであれば、子供の方をなんとかしないといけませんね。
ちゃんと勉強をやらせることを優先しなくてはいけません。
子供自身がやることやっていないで、成績が上がっていないのであれば、やらせることを徹底させないとダメです。
そうしないと、塾を変えても意味がありませんよ。
逆に「成績は上がっているけど、子供は塾に行きたがらない」
こんなケースの場合は、塾に通うこと自体を考え直した方がいいかもしれません。
成績が上がっている理由が本当に塾にあるのか?そこを見定めないといけませんね。
塾は嫌いなのに、成績が上がっているのは、その子自体に能力があるからなのかもしれません。それならば、塾に頼らずに自分で勉強させるのもアリですね。
塾が厳しすぎて、子供が嫌がっている場合も考えられますね。
厳しい塾は成績は上がりますが、子供の精神力はだいぶやられます。
その場合は、このまま塾を変えない方がいいでしょう。
厳しいところは生徒の精神力まで鍛えてくれます。
嫌なことから逃げ出さない強い子を作るには、厳しい環境が必要です。
結局、塾に通うか通わないかは、どこに最終目標を置くかが大事だと思います。
とにかく成績さえ上がればいい!これがシンプルで一番簡単な最終目標でしょう。
成績が上がっていれば、ほかのマイナスポイントは気にならなくなりますしね。
成績はそんなに上がらなくていいから、勉強を頑張ってほしいというのであれば、塾との相性が大事になりますよ。
辛い環境で勉強しても、勉強が嫌いになるだけですから、早めにいい環境に変えてあげましょう。
塾に求めるのは何なのか、保護者様にぜひ考えてほしい質問です。
ぜひ、親子で塾の再評価をしてみてください。
成績が上がっているかは成績表を見れば一目瞭然ですので、「塾は好き?」とか「塾はどう?」とか子供に質問してみてください。
その答え次第で塾の評価は変わってくると思いますよ。
ちなみに、うちの塾生の方々もぜひやってみてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。