小学生の学力のうち、読み書き計算はかなり力を入れて指導しておいた方がいいと思います。
読みはもちろん、本を読むことで「読解力」に通じています。
読解力はすべての基礎ですから、これがない子は勉強が全体的にできるようにはなりません。
たとえば、理科や社会について、教科書を読んで内容を理解する。
そういうことができなくなります。
そして、問題で何を問われているかもわからず、正解が出せなくなってしまいます。
書きは「漢字力」でしょうか。
小学生の時期から漢字が得意な子は、漢字の意味自体も覚えてしまいます。
そうすると、漢字の意味から用語の意味がわかるようになるので、周りが説明しなくても言葉の意味を理解できるようになります。
計算はそのまま「計算力」でしょうかね。
すばやく正確に計算できる能力が小学生のうちに身に着けば、中学・高校の数学も問題なくできるようになります。
そもそも、計算力が高い子というのは、数学の授業中、瞬時に答えを出してしまうので、先生の説明を聞く時間が確保できます。
もたもた計算をしている子は、計算に時間がかかってしまうので、先生の説明を聞く余裕が生まれないのです。
この読み書き計算は小学生のうちでしか高めることはできないと私は思います。
なぜなら、小学生の時期でないと、反復して勉強することができないからです。
読み書き計算は反復練習が必要となります。その時間が確保できないと、これらの能力は身につかないのです。
中学生・高校生になると、部活、行事、テストなど、やらなくてはいけないことが多くて、反復練習なるものの時間がとれなくなります。
そうすると、読み書き計算という、勉強で一番大事な基礎力を身に着けるための時間は確保できないのです。
我が子の将来を案じるのであれば、小学生のうちから読み書き計算を徹底した方がいいですよ。
それを実行するためには、それなりの習い事をさせるといいと思います。
地元で評判の習い事であれば、問題ないと思います。
どんな勉強でも、大事になってくるのは基礎学力です。
後々、いい高校やいい大学に行ってほしいのであれば、小学生のうちに子供に投資をした方がいいですよ。
それでは、今日はこの辺で。